剧情简介 : 武田晴信(役所広司)は、父信虎(千葉真一)が平賀源心(黒部進)相手に苦戦している様を、やや離れた森陰から眺めていた。どう見ても負け戦だが、信虎は側近の制止を振り切って、なおも猪突猛進の気配だ。その後、信虎本陣へ出向いた晴信は父に撤退を勧め、わずかな手勢を以って殿(しんがり)をつとめると言い放つ。晴信が源心攻めを思案していると、そこに一人の男が現れる。今川義元(松方弘樹)の間者山本勘助(火野正平)だった。勘助の案内で敵城に潜入した晴信は、見事源心の首級をあげ、つつじヶ崎の館へ帰った。母大井夫人(岩下志麻)は喜ぶが、もともと晴信が気にくわない信虎は嫡男の手柄を素直に褒めることができず、絶句する。その後、信虎を追放し武田家の当主となった晴信は、やがて宿命のライバル上杉謙信(佐藤浩市)との5度にわたる合戦に12年の歳月を費やすこととなる。